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【密談】「黒字倒産」する社長は、社員に優しすぎる。

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こんばんは、無人工経営アーキテクトのYOSHIです。 少し、声を潜めて話しましょうか。 今日、あるニュースを見ていて、胸が締め付けられる思いがしました。 創業50年、地元では名士として知られる製造業の会社が、自主廃業を選んだというニュースです。 理由は「資金繰り」ではありません。「人手不足」です。 注文はある。技術もある。お金もある。 でも、「それを作る職人」と「それを管理する番頭さん」が相次いで引退し、後継者が採用できなかった。 だから、会社を畳むしかなかった。 これを「時代のせいだ」と片付けるのは簡単です。 でも、私は思うんです。これは経営者が仕掛けた「時限爆弾」が、予定通り爆発しただけではないか、と。 あなたも今、似たような爆弾を抱えていませんか? 「受注は好調だが、現場が回らない」 「求人を出しても、来るのは未経験者ばかり」 「古参の社員が『もう限界です』とこぼし始めた」 こういう時、社長であるあなたは、必死になって「人」を探そうとします。 給料を上げ、エージェントに頭を下げ、なんとか頭数を揃えようとする。 なぜか? それが一番「楽」だからです。 今まで通りのやり方(昭和のオペレーション)を変えずに、新しい部品(人間)をはめ込めば、とりあえず車輪は回り続けると信じたいからです。 でも、それは優しさではありません。思考停止です。 あなたは心のどこかで気づいているはずです。 「このまま人を増やし続けても、管理が大変になるだけだ」 「あいつが辞めたら、また最初からやり直しだ」 その「終わりのないモグラ叩き」への恐怖こそが、今のあなたのストレスの正体です。 ここで、少し冷徹な話をします。 もし、その廃業した会社が、5年前から「人間を減らす準備」をしていたらどうなっていたでしょうか。 職人の勘に頼っていた見積もり作成を、過去のデータからAIが算出するようにしていたら。 FAXで来ていた注文を、AI-OCRで自動処理し、工場の機械に直接データを飛ばすようにしていたら。 極論、社長一人と、数人のオペレーターだけで回る工場になっていたかもしれません。 そうすれば、ベテランが引退しても、会社は生き残れたはずです。 「そんな冷たいことはできない」と思いますか? いえ、会社を潰して社員全員を路頭に迷わせる方が、よほど冷酷です。 私が提唱する「ZERO-Work(無人工経営)」は、人をクビにするためのものではありません。 「人の数」に依存しない経営体質を作ることで、会社を永続させ、雇用を守るための戦略です。 想像してみてください。 繁忙期の3月。注文が殺到しています。 以前なら、事務所は電話の音と怒号が飛び交い、社員は深夜まで残業し、社長のあなたは「誰か辞めるんじゃないか」と胃を痛めていた時期です。 でも、今は違います。 オフィスは静まり返っています。 サーバーのランプだけが激しく点滅し、システムが黙々と何千件もの注文を処理しています。 社員たちは何をしているか? 定時で帰り、家族との時間を過ごしています。 あるいは、明日の戦略会議のために、英気を養っています。 あなたは、コックピットのような社長室で、ダッシュボードの数字が積み上がっていくのを眺めながら、ゆっくりとコーヒーを飲んでいます。 「人が足りない」なんて悩みは、もう過去のものです。 採用サイトを見るのを、今すぐやめてください。 その時間で、あなたの会社の業務フローを書き出してください。 そして、「ここ、本当に人間がやる必要がありますか?」と問いかけてみてください。 その答えが見つからない時は、私を思い出してください。 システムは裏切りません。 突然「辞めます」とは言いません。 あなたの会社を、人の感情に左右されない「要塞」に変える時が来ているのです。 それでは、今夜はこの辺で。 また、どこかの隙間でお会いしましょう。 #経営 
15時間前
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