井上久男×宮﨑知己「自動車王国日本の現在値」の3回目は、ニデック(旧社名:日本電産)の凋落の原因を探ります。ニデックは、この30年の時価総額の伸び率が、トヨタ自動車、キーエンスに次ぐ第3位と大躍進を遂げた企業です。創業者永守重信氏が裸一貫で1973年に立ち上げたニデックは、ハードディスクドライブ用小型モーターで成功し、積極的なM&Aと海外展開で業容の急拡大。近年は自動車用モーターを中心とした車載部品事業にも進出しています。ところがイタリア子会社の問題に端を発した一連の不正経理疑惑で株価が低迷。第三者委員会が調査を進める最中、株高を求心力としてきた永守氏は昨年12月、自らトップの座から降りました。不正経理疑惑はなぜ起きたのか。その責任は永守氏にあるのか。ニデックは立ち直れるのか。ニデックの経営体質に迫ります。