『青森の人はみんな知っているが東京の人は誰も知らない核燃料サイクルのこと』の6回目は、ゲストに鹿内博(しかない・ひろし)元青森市長・現青森県議会議員を招き、日本の原発政策の中核を成す核燃料サイクル計画の現状について語っていただきました。
鹿内氏は日本の原子力行政は、放射性廃棄物と使用済み核燃料の行き場がないことで行き詰まり、半世紀以上も漂流を続けていると指摘します。着工から33年経って未だ操業できない核燃料再処理工場は動くのか。動いたら動いたで、プルトニウムと高レベル放射性廃棄物がどんどん生み出されることになるが、国際社会との約束ではプルトニウムは今以上増やしてはならないし、高レベル放射性廃棄物は最終処分場がまだどこに建設するのかも決まっておらず行き場を失う可能性が大きい。
鹿内氏は、このように矛盾に満ち、八方塞がりで、時間が経てば経つほど問題が雪だるまのように大きくなる「核燃料の全量再処理方針」は一刻も早く見直すべきでないのか、と問いかけます。鹿内氏はまた、原発の電気を、核のゴミや事故リスクを引き受けずに使う都会の人こそ、日本の原子力行政のあり方を真剣に考えるべきだと訴えます。