国際法違反で大義も明確に示されず2月28日に始まったイラン攻撃は、3、4日で終わると言っていた攻撃側の思惑に反し、長期化が避けられない状況となった。イランの政権中枢によるホルムズ海峡封鎖への言及や、イランの原油積み出し施設近くへの空爆のニュースが相次ぎ、原油価格は1バレル=100ドルの大台を突破し、第3次石油危機が起きてもおかしくない状況に突入した。アリー・ハメネイ師という宗教上の最高指導者を排除し軍事施設を破壊すれば、イラン国内で自由を求める人たちが立ち上がり、新しい政権が樹立されるという甘い見込みで戦闘を始めた事が大間違いだった。後継のモジタバ・ハメネイ師は姿を見せず、これでは和平交渉もままならない状態。今なら最高指導者を排除できるということだけで、出口を考えず始めた大義なき大規模軍事攻撃は一体いつ終わるのだろうか。