職場で「問題のある人」と見られている人が、本当にその人だけの問題なのでしょうか?
実はその背景に、“職場全体のシステムの悪循環”が隠れていることがあります。
今回のエピソードでは、家族療法やシステム論の考え方をもとに、職場で起きやすい悪循環の構造について解説します。
✔ 「問題社員」が生まれる背景
✔ システムが現状維持しようとする「自己制御性」
✔ 問題を維持してしまう「第一次変化」
✔ システム自体が変わる「第二次変化」
✔ 人手不足・新人育成・過干渉な管理・火消し役問題などの具体例
例えば――
・忙しすぎて新人教育ができず、人が育たない
・細かく管理するほど、部下が受け身になる
・有能な人が毎回トラブル処理をしてしまい、根本改善が進まない
こうしたケースでは、「誰かが悪い」のではなく、職場システム全体の循環が問題を維持している可能性があります。
個人だけを変えようとするほど、かえって悪循環が強化されることも。
大切なのは、“誰が悪いか”ではなく、“どんな循環が起きているか”を見る視点です。
マネジメントや人間関係を考えるヒントとして、参考になれば幸いです。
【参考文献】
『変化の原理〈改装版〉問題の形成と解決』(P.ワツラウィック (著), J.H.ウィークランド (著), R.フィッシュ (著), 長谷川 啓三 (翻訳) 法政大学出版局)
https://www.amazon.co.jp/dp/4588182153/
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小林いさむ|公認心理師