今回は、普段の病院での臨床から一歩外に飛び出し、往復4時間をかけて参加してきた「生活困窮者への炊き出し・医療生活相談ボランティア」での生々しい原体験をお話しします。
私たちが当たり前に享受している医療や社会保障。しかしその手前で、「住所がないために保険証も口座も持てず、体調が悪くても受診を諦めるしかない」という人々が、この日本に厳然と存在していました。高齢者だけでなく、若い世代や子連れの家族、路上ミュージシャン風の若者まで。
さらに、書籍『貧困の脳』の視点から彼らの行動特性をリデザインします。「約束を守れない」「だらしがない」と片付けられがちな態度の裏にある、環境ストレスによる脳の機能低下や、ADHD・自閉症などの発達特性の影。
・「病院にたどり着けない人」を前に、医療従事者・組織トップとして何ができるか
・『貧困の脳』が証明する、自己責任論の限界と脳のバグ
・完璧なシステムからこぼれ落ちてしまう人たちをどう「認知」するか
綺麗事を排し、社会のセーフティネットのリアルな境界線をメタ認知する、少し重厚で知的な生存戦略をお届けします。
今日のご質問:
「あなたの組織や身の回りで、既存の『ルールや仕組み』にどうしても適応できずにこぼれ落ちてしまう人に対して、どのようなアプローチや『余白』を設けていますか?」