【再会】"幸せ"でも"意味"でもない、人生の捉え方、「心理的な豊かさ」
久しぶりに再会した、尊敬する方との時間。その方の歩みに触れて、以前ご紹介したバージニア大学の研究「心理的に豊かな人生(Psychological Richness)」を改めて思い出しました。
心理学では長らく、良い人生を2つのモデルで捉えてきました。
・幸せな人生――喜び・快適さ・安定。人間関係と個人的満足に支えられる
・意味のある人生――目的と社会への貢献感覚。行き先は"意義"
でも、この2つだけで人生は語り尽くせるのか?そこに提示された第三の視点が「豊かな人生」。その定義は、「多様で興味深く、ものの見方が変わるような経験に満ちた人生」です。
この観点の面白さは、ネガティブな経験も"豊かさ"に含まれること。困難、挫折、予期せぬ転換、それらが世界の見方を変えるとき、人生を豊かにする経験として数えられる。
僕自身、中学時代に出会った先生がかけてくれた言葉、「辛い日はあるけれども、つらい人生ではないんやぞ」という言葉は、この研究と深く通ずるものを感じます。
短い時間軸の出来事に一喜一憂せず、すべてを人生という旅の一部として敬意を持って見る。最後に「何という旅だったんだ」と締めくくれる人生とは。
・元となった研究の詳細は第61回あたりで扱っています。ぜひアーカイブと合わせてお聴きください。
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