お盆休みに入りました!
7月の夜中の12時にセミが鳴いていました。厳しい暑さで日中が35度から40度近い猛暑のため、セミも気温が少し下がる夜中でないと鳴けないのでしょう。
しかし、人間にとって夜間の活動や不眠は体に負担をかけます。今回は、眠れない時の体の仕組みと、その対処法についてお話しします。
### 眠れない夜にトイレが近くなる理由
「夜中に何度も目が覚めてトイレに行ってしまう」という相談をよく受けます。私自身も経験がありますが、これは実は「眠れていないこと」が原因です。
横になっているのに眠れない時、心臓は日中と同じような速さで鼓動しています。これは脳が活発に働いているため、心臓が脳へ一生懸命に血液を送り出しているからです。体が休まっていても頭が動いていると、心拍数が下がらず、結果として深い眠りを妨げてしまいます。
### 脳の温度を下げて休息モードへ
脳が働くと活性酸素が発生し、頭部に熱がこもります。頭が熱くなるとさらに寝付きが悪くなるため、物理的に冷やすのが効果的です。
保冷剤などをタオルで巻き、頸動脈から上を冷やしてみてください。脳の温度が下がることで、休息のスイッチが入りやすくなります。また、「眠れない」と焦ると余計に脳が興奮するため、「そのうち自然に眠気が来るだろう」とゆったり構えることも大切です。
### 漢方の視点で整える睡眠の質
なかなか寝付けない状態を改善するために、漢方薬が役立つこともあります。
* **血虚(けっきょ):** 血液が不足し、心臓の鼓動が早くなっているタイプ。血液を補うことで鼓動を落ち着かせます。
* **陰虚(いんきょ):** 更年期以降に多く、体内の潤い(血や水)が不足しているタイプ。胸から上に熱がこもります。胸から上の熱を冷ます血と水を補います。
夜中に鳴くセミは短い一生を懸命に生き切ろうとしていますが、人間は無理をせず、夜はしっかりと体を休めることが大切です。心身を整えて、健やかな眠りを取り戻しましょう。
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