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快食ボイス663・当事者意識のない者が地域の代表を担う不幸

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オイスターカップ2025in広島での再会 先日、広島県内の牡蠣養殖業者のコンテスト「オイスターカップ2025in広島」の決勝審査員を務めた。 その会場で、県職員時代に市町職員と合同で行った研修で同じチームだった人物と再会した。 忘れていたが、声をかけられて思い出した。 彼は今、地域の議員になっていた。 地域の主産業は牡蠣養殖で、現在その産地は深刻な危機にある。 当然、地域の議員なら、当事者意識を持って課題に向き合っているべきだ。 しかし返ってきた言葉は、こうだった。 「まあ、自然のことだからね。いろいろ調べても結局わかんないよね。」 その瞬間、胸の奥で何かが切れた。 --- 当事者意識とは何か 当事者意識とは、協力者がいようがいまいが「これは俺の問題だ」と覚悟することである。 誰もやらなくても、たとえ一人でも動く。 「自分がやらなければ誰もやらない」 その姿勢が当事者だ。 議員ならその覚悟が必要だ。 現場の牡蠣養殖業者は、日々の作業と資金繰りでギリギリだ。 余裕なんてひとかけらもない。 それでも必死に踏ん張っている。 その中で、誰が動くのか。 動くべきは政治の側だ。 --- 現状分析はすべての仕事の9割 どんな仕事でも、最初に必要なのは 現状分析 である。 現状が正確に把握できなければ、正しい打ち手など生まれるはずがない。 当てずっぽうの施策が当たることがあってもそれは偶然だ。 「現場・現実・現物」この三つを見ずして打てる手は無い。 だからこそ、足を運び、自分の目で見て、情報を集め、状況を把握する。 ここに9割がかかっていると言っていい。 最初から諦める者に、未来をつくる資格はない。 --- 変わらない人間の話 正直なところ、その議員は研修時代から、仕事をせずに酒ばかり飲んでいるタイプだった。 その間、僕は一人で黙々と作業を進めていた。 十数年経っても、変わっていなかった。 腹の奥底では思った。 「何やってんだ、あんた。仕事しろよ。議員だろ。」 声には出さなかった。 けれど、本心ではそう叫んでいた。 --- 最後に──未来は、当事者の手によってしか開かれない 「自然だから仕方ない」 「結局わからない」 そう言って最初から投げる者のもとでは、地域は滅びる。 問題の本質は、自然現象でも危機でもない。 覚悟の欠如だ。 自分の問題として引き受ける者だけが、道を切り開く。 社会を動かすのは、いつだって当事者側の人間だ。 投げ出す者ではない。
11月26日
コメント(2)
かほにゃ
そんな議員がほとんどですよね😡 “地域のために!”って頑張ってる議員って絶滅危惧種😅 地域のイベントやってても、チョロチョロっと挨拶に来て、「頑張ってくださいね〜」と わざとらしい笑顔ですぐに去って行く(次のイベント会場へ)。。。 お前の目的何やねん!私利私欲で議員やってんじゃねーよ!とムカつきながら、「不祥事バレればいいのに!バレますように。。。」と念じながら見送っています🤣 シャオヘイさんのような人が議員になってくれればいいのに〜 なってほしいような信頼できるクリーン人は、議員なんかになりませんよね。。。😆
11月26日
シャオヘイ
挨拶に来るだけでもいいじゃないですか。 僕が議員になったら行かないかもですよ。 そんな時間があったら政策の勉強したいので。 でも顔を売らないとやりたいことができない仕組みなんですよ。 そこは頑張ってるなと思ってあげてください。 まぁ変なのもたくさんいますが、真面目にやるとかなりしんどい仕事ですよー💦
11月27日
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