「最近、ちょっと怒りっぽくなったんじゃない?」
家族からそう言われて、ギクッとしたことはありませんか?
自分では怒っているつもりはない。
ただ、疲れている。余裕がない。何もしたくない。
仕事から帰ると、ソファに座ったまま動けない。
休日になっても疲れが抜けず、出かける気になれない。
以前なら笑って流せたひと言に、なぜかイライラする。
そんな自分を見て、
「年齢だから仕方ない」
「自分の根性が足りない」
「もっと頑張らないと」
と、責めてしまう男性は少なくありません。
しかし、その変化には「男性更年期」が関係している可能性もあります。
男性更年期とは、年齢やストレスなどによって男性ホルモンのテストステロンが減り、心や体にさまざまな不調が現れる状態です。
代表的な症状には、
・疲れが取れない
・よく眠れない
・やる気や集中力が落ちた
・気分が沈む
・以前よりイライラする
・急に汗をかく、ほてる
・筋力が落ちた
・お腹まわりが気になる
・性欲や朝の元気が減った
などがあります。
一つひとつは、忙しい毎日の中で誰にでも起こりそうな変化です。
そのため、「仕事が忙しいだけ」「最近、運動していないから」と見過ごされやすく、ご本人も周囲の人も男性更年期に気づかないことがあります。
もちろん、これらの症状があるからといって、すべて男性更年期とは限りません。
睡眠不足や過度なストレス、心の疲れ、生活習慣の乱れ、ほかの病気や薬の影響など、さまざまな原因が考えられます。
大切なのは、自己判断で決めつけることではなく、今までとは違う自分の変化に気づくことです。
今回の放送では、男性更年期が気になる方に向けて、今日から意識してほしい3つのポイントをご紹介しています。
一つ目は「睡眠」。
寝る直前までスマートフォンを見て、布団に入った瞬間に眠ろうとしても、頭と体は簡単には切り替わりません。
まずは寝る前の10分だけでも、画面から離れてみましょう。照明を少し落として、眠る準備の時間をつくることもおすすめです。
二つ目は「運動」。
急に激しい筋トレを始める必要はありません。
少し速めに歩く。エレベーターではなく階段を使う。椅子からゆっくり立ち上がる。
昨日より5分多く動く程度から始め、無理なく続けることが大切です。
三つ目は「食事」。
肉、魚、卵、大豆製品などのたんぱく質だけに偏らず、野菜、海藻、貝類なども組み合わせましょう。
食事の量は足りていても、体を支える亜鉛などのミネラルが不足していることがあります。
睡眠や食事を整えながら、不足しやすい栄養をサプリメントで補うことも一つの方法です。
ただし、「人気があるから」「男性に良いと聞いたから」という理由だけで選ぶのではなく、自分の食生活や体調に合っているかを考えることが大切です。
そして、生活習慣を見直しても不調が続く場合は、泌尿器科や男性更年期を診ている医療機関へ相談してください。
男性更年期は、症状だけで決めつけるものではありません。問診や血液検査などを行い、男性ホルモンの数値と症状を照らし合わせて判断します。
強い落ち込みが続く場合や、日常生活・仕事に支障が出ている場合も、我慢を重ねず、早めに医療機関へ相談することをおすすめします。
元気が出ない自分を、根性不足と決めつけないでください。
体からの小さな合図かもしれません。
にんじん堂薬局では、
「病院へ行くほどなのか分からない」
「何を食べればよいの?」
「サプリメントを使うなら、何を選べばよい?」
「まずは話だけ聞いてほしい」
という段階からご相談いただけます。
無理に商品をおすすめすることはありません。お話を聞いたうえで、「今は必要ない」と思えば、遠慮なく断っていただいて大丈夫です。
忙しくて来店できない方、人に聞かれるのが気になる方、遠方にお住まいの方には、オンライン相談も行っています。
今回の放送が、ご自身の体を責めるのではなく、少し立ち止まって見つめ直すきっかけになればうれしいです。
男性ご本人はもちろん、「最近、夫の様子が少し変わった」「以前より元気がない」と感じているご家族の方にも、ぜひ聴いていただきたい内容です。