「動脈硬化って、何がそんなに怖いの?」
今回は、ラジオネーム「にんじん大好き🥕」さんからいただいたご質問にお答えします。
動脈硬化で注意したいのは、血管に変化が起きていても、自覚症状が出にくいことです。痛くない。苦しくない。いつもどおり動ける。そのため、健康診断で数値の異常を指摘されても、「まだ元気だから大丈夫」と後回しにしてしまいがちです。
しかし、知らない間に血管の内側へコレステロールなどがたまり、血液の通り道が狭くなることがあります。さらに血のかたまりで詰まると、心臓では心筋梗塞、脳では脳梗塞につながります。
今回、確認してほしいのは、血圧、LDLコレステロール、中性脂肪、血糖です。基準値を外れているかだけでなく、去年より上がっていないか、高い状態が続いていないか、複数の項目が重なっていないかを見てください。血圧、血糖、脂質の異常や喫煙など、血管に負担をかける条件が重なるほど、注意が必要になります。
なお、一回の数値だけで動脈硬化の有無が決まるわけではありません。年齢、家族歴、服薬状況なども含めて確認します。治療中の薬は、自己判断で中止しないでください。
食生活では、フライドポテトや菓子パンが毎日の習慣になっているなら、まずは回数を減らしてみましょう。糖質、脂、塩分を重ねて取りやすい食品だからです。減らした一回を、青魚、大豆、野菜、海藻などへ置き換えてみてください。
青魚に含まれるオメガ3脂肪酸は、中性脂肪が高い方には意識してほしい脂肪酸です。ただし、オメガ3さえ取れば大丈夫、という話ではありません。食事全体のバランスで考えることが大切です。
運動は、ストレッチだけで終わらず、そのあと無理のない範囲で少し歩くことから。動脈硬化対策では、ウォーキングなどの有酸素運動を、無理なく続けることが基本です。
今回覚えてほしいのは、「元気でも、健診の数字は去年と比べる」です。健診結果を引き出しにしまったままにせず、一度並べて見てください。
突然の胸の圧迫感、片側の手足の動かしにくさ、言葉の出にくさなどが現れた場合は、すぐに救急要請してください。
健診結果の見方や、食事・運動の何から変えればよいか迷う場合は、店頭でもオンラインでも一緒に整理できます。
番組へのレターは、匿名・ラジオネームで大丈夫です。「こんなこと聞いてもいいのかな」という質問ほど、大歓迎です。
10月の合言葉は「焼き芋🍠」